【06: SSI利用の準備】
SVシリーズでは、デフォルト設定としてSSIは使用できなくなっていますが、以下の「.htaccess ファイルでの設定」もしくは「httpd.conf ファイルでの設定」のいずれかの設定を行うことで、SSIを使用可能になります。 |
■.htaccess ファイルでの設定 |
以下の内容が記述された .htaccess (先頭のドットに注意してください) というファイルを作成し、ドキュメントルート(/www/htdocs)へASCIIモードでアップロードします。 この作業を行うことで、SSIを使用可能になります。 なお、サブホストドメインで同様にSSIを使用可能にするためには、メインドメインの場合と同様に以下の内容の .htaccess ファイルを作成し、サブホストドメインのドキュメントルート(/home/サブホスト管理者ユーザID/www/サブホストドメイン)へASCIIモードでアップロードしてください。 |
Options +Includes AddType text/html .shtml AddHandler server-parsed .shtml |
「 02:CGI利用の準備 」も同時に行う場合は、以下の .htaccess ファイルを作成してください。 |
Options +Includes +ExecCGI AddType text/html .shtml AddHandler server-parsed .shtml AddHandler cgi-script cgi |
■httpd.conf ファイルでの設定 |
Webサーバの設定ファイルである httpd.confファイル(/www/conf/httpd.conf) に以下の設定を行うことで、SSIを実行することができます。 |
% chmod g+w /www/conf/httpd.conf |
■httpd.conf ファイルの修正 |
httpd.conf ファイルの以下の個所を修正します。 |
317行目付近 [修正前] Options Indexes FollowSymLinks MultiViews |
[修正後] Options Indexes FollowSymLinks MultiViews Includes |
「02:CGI利用の準備」も同時に行う場合は、以下のように修正してください。 |
Options Indexes FollowSymLinks MultiViews ExecCGI Includes |
804行目付近 [修正前] #AddType text/html .shtml #AddHandler server-parsed .shtml |
[修正後] AddType text/html .shtml AddHandler server-parsed .shtml |
■サブドメインでのSSI 設定 |
サブホストドメインで同様にSSIを使用可能にするためには、 httpd.conf ファイルの以下の個所を修正します。 |
365行目付近 [修正前] <Directory /home/*/www> AllowOverride All Options Indexes MultiViews SymLinksIfOwnerMatch IncludesNoExec </Directory> |
[修正後] <Directory /home/*/www> AllowOverride All Options Indexes MultiViews SymLinksIfOwnerMatch Includes </Directory> |
「02:CGI利用の準備」も同時に行う場合は、以下のように修正してください。 |
<Directory /home/*/www> AllowOverride All Options Indexes MultiViews SymLinksIfOwnerMatch ExecCGI Includes </Directory> |
■ サーバの再起動 |
以下のコマンドを実行し、 01:サーバの再起動を行います。 |
% restart_apache |
■shtml 以外の拡張子でのSSIの実行 |
上記の「.htaccess ファイルでの設定」もしくは「httpd.conf ファイルでの設定」のいずれかの設定を行うことで、拡張子が shtml のファイルでのSSIの実行が可能になりますが、html や htm などの拡張子のファイルでもSSIを実行したい場合は、上記設定中の、AddHandler server-parsed .shtml の部分を以下のように設定してください。 |
AddHandler server-parsed .shtml .html .htm |
なお、このように shtml ファイル以外に、html や htm などの拡張子のファイルでも SSIを実行可能にした場合、拡張子が .html や .htm の全てのファイルに対してSSIの処理を行うため、サーバにより大きな負荷がかかり、パフォーマンスに影響が生じる可能性がありますのでご注意ください。 |