【02: MIME type の設定】

「mime.types」ファイルは、初期状態では、ルートオーナー権限になっておりますので、FTP接続でファイルをダウンロードする事はできません。
「chown」コマンドで、オーナー権限を管理者に変更されてから、FTP接続でダウンロードされるか、直接viコマンド等のエディタコマンドで編集を行って下さい。
サーバにあるファイルは様々な拡張子を持っていますが、ブラウザが判別できるように、それぞれの拡張子にMIME type を割りあてる役目を持つのが MIME type 設定ファイルです。

ブラウザでは、受け取った MIME type を他のアプリケーションやプラグインによって判別します。
mime.types という名前の設定ファイルは、サーバの /www/conf ディレクトリに置かれており、設定を変更することで、どのような MIME type にも対応することができます。

このページでは、MIME type 設定ファイルについて解説します。
■デフォルトの MIME type
デフォルトの MIME type 設定ファイルには、通常使われる MIME type のほとんどが定義されています。
ファイルの設置場所は ~/www/conf ディレクトリで、httpd.conf 設定ファイルと同じディレクトリになりますデフォルトのファイルに含まれていない MIME type も、ファイルに簡単な変更を行うだけで定義することができます。
 
■MIME type の追加
MIME type 設定ファイルに新しい MIME type を追加するには2つの方法があります。
サーバにtelnetあるいはSSHでアクセスし、UNIX エディタでファイルに直接手を加えるか、またはファイルをダウンロードし、お使いのコンピュータで変更することもできます。
この場合は、ファイルを変更後、サーバにアップロードする必要があります。

MIME type 設定ファイルは、ほかのサーバ設定ファイルと同様に /www/conf ディレクトリに置かれていますが、mime.types ファイルを変更する(あるいは変更したファイルをサーバにアップロードする)前に、ファイルのバックアップを取っておくことをおすすめします。
mime.types ファイルのバックアップを取るには、telnet あるいは SSH でサーバにアクセスし、~/www/conf ディレクトリに移ってから、以下のコマンドを使用します。

% cp mime.types mime.types.bak
MIME type 設定ファイルの書式はごく簡単なものです。
# で始まる行はコメントで、サーバには判別されません。
次の一行はmime.typesファイルの画像ファイルの拡張子(jpg)についての記述です。

image/jpeg jpeg jpg jpe
拡張子をスペースではさんで記述することで、複数の拡張子をひとつの MIME type に割り当てることができます。
具体的な例については、サーバに置かれているデフォルトの MIME type 設定ファイルをご覧ください。
mime.types ファイルを変更した後は、サーバを再起動する必要があります。
これについては、次のコマンドを使用してください。

% restart_apache
MIMEタイプのファイルをダウンロードする場合にはFTPソフトを使用します。
ファイルの転送にはASCIIモードをご使用ください。
ほとんどのFTPソフトでは転送モードを選択できるはずです。