【01: サブホストの概要】

■概要

サブホスティングとは、SVシリーズの大きな特徴の一つです。

これにより、ひとつのサーバ-でいくつものドメインをそれぞれのディレクトリを与え、管理することができます。
例えば、メインのドメインが abc.com であり、123.net 及び xyz.co.jp をサブホストとして登録している場合、 1つのアカウントで全ての3つのドメインを管理しますがそれぞれのドメインで別のWeb サイトが表示可能であり、それぞれのドメインを使用したメールアドレスを利用することが可能です。


■サブホストの仕組み
サブホスティングは、SVシリーズのweb領域のあるディレクトリにドメイン名でアクセスできるようにシステムを設定する事により可能となります。

 
■メインドメイン名でのアクセスの流れ
ご利用のSVシリーズのサーバのIPが「192.168.0.XX」で、利用しているメインドメイン名が「main-domain.jp」だった場合、メインドメイン名へのアクセスは、以下のように行われます。

まず、ドメイン名「main-domain.jp」にアクセスする為に、DNSサーバから「main-domain.jp」のサーバ情報を取得します。

取得した情報により、「main-domain.jp」のサーバIPアドレスが「192.168.0.XX」と判明し、そのIPアドレスにアクセスします。

アクセスされたIPアドレス「192.168.0.XX」のサーバは、メインドメイン名が「main-domain.jp」と設定されている為、同サーバのWebドキュメントと設定されている「/www/htdcos」ディレクトリ内のファイルが表示される事になります。

以上の流れで、メインドメイン名へのアクセスとWeb表示が行われる事になります。


 
■サブホスト名でのアクセスの流れ
同サーバに、サブホストドメイン名「sub-domain.jp」を設定した場合は、以下のようにアクセスが行われます。
まず、ドメイン名「sub-domain.jp」にアクセスする為に、DNSサーバから「sub-domain.jp」のサーバ情報を取得します。

取得した情報により、「sub-domain.jp」のサーバIPアドレスが「192.168.0.XX」と判明し、そのIPアドレスにアクセスします。

アクセスされたIPアドレス「192.168.0.XX」のサーバに、サブドメイン名「sub-domain.jp」でアクセスが行われると、サーバに設定されたApache設定ファイル(httpd.conf)により、そのサブドメイン名のWebドキュメントと設定されている「/home/ユーザID/www/sub-host.jp」ディレクトリ内のファイルが表示される事になります。

以上の様に、同サーバに対してアクセスを要求するドメイン名によって、表示させるWebディレクトリを振り分けて、同サーバの複数ドメイン名のWeb表示を可能とさせています。

サブドメインの設定は、上記のようにWebドキュメントの振り分けによって実現しております。