07:ディスク容量の確認

サーバのディスク容量の確認には、df コマンドや quota コマンド、 du コマンドを使用します。なお、サーバのログは圧縮等の処理は行われず、そのまま生ログとしてサーバ上に記録されますので、すぐにディスク容量を超過してしまいます。ログの管理に関しましては、02:サーバログについてをご確認ください。
ディスク容量が上限に達した状態でサーバ運用を続けられますと、ファイルの破損や紛失が発生し、サーバ接続が正常に行われなくなります。また、この状態で、iManagerの操作を行うと、ユーザ情報ファイル等の重要なファイルが破損し、「サーバに接続できない」「設定したユーザ情報が初期化される」などの現象が発生する場合があります。ディスク容量については、ユーザ様ご自身で充分な注意と管理を行っていただけますようお願い致します。
 
■サーバ ディスク容量の確認
以下のコマンドを実行します。

% df -H <Enter>


Filesystem Size Used Avail Capacity Mounted on
/dev/da0e
2.8G
166M
2.5G
6%
/
procfs
4.1K
4.1K
0B
100%
/proc
/dev/da1e
2.8G
166M
2.5G
6%
/backup

以下のようになります。
Filesystem
=
システム上の機器名称が表示されます。
Size
=
ディスクの全容量が表示されます。
Used
=
現在使用しているディスク容量が表示されます。
Avail
=
使用できるディスク容量が表示されます。
Capacity
=
利用している容量のパーセンテージが表示されます。
Mounted on
=
システム上で割り当てられているディレクトリ名が表示されます。

SVサーバのディスク容量を確認する際は、"Mounted on"が"/"の行を確認してください。
 
■ユーザごとのQuota容量の確認
以下のコマンドを実行します。

% quota -u ユーザ名 <Enter>
このコマンドを実行すると以下のように表示されます。

% quota -u test <Enter>
Disk quotas for user test (uid 1004):
Filesystem usage quota limit grace files quota limit grace
/ 0 10240 10240 2 0 0
左から以下のようになります。
Filesystem
=
システム上で割り当てられているディレクトリ名が表示されます。
usage
=
現在使用しているディスク容量が Byte で表示されます。
quota
=
ディスク容量の上限が Byte で表示されます。
このtestユーザの場合 容量制限をは 10 MB としてますので、
10 MB × 1024 Byte = 10,240 Byte になります。
limit
=
ディスク容量の上限が Byte で表示されます。
files
=
使用しているファイル数を表します。
 
■du コマンド
TelnetあるいはSSH でサーバにアクセスし、以下のコマンドを実行します。

% du -sk -c /* <Enter>
0
/COPYRIGHT
161723
/backup
0
/bin
2
/compat
10
/dev
310
/etc
1
/ftp
7206
/home
223299
/ports
12
/proc
4
/quota.user
8258
/root
0
/sbin
879601
/skel
1
/tmp
128544
/usr
17388
/var
0
/www
1426355 total
このduコマンドで、各ディレクトリ容量と総ディスク使用容量が表示されます。

左から以下のようになります。
数値
=
対象のディレクトリ内に存在しているファイルの容量です。
ディレクトリ名
=
対象のディレクトリです。