05:サーバのディレクトリ構造

Web サーバの設定ファイル、ログ ファイル、HTML ドキュメント、CGI スクリプトはすべて /usr/local/apache ディレクトリの各サブディレクトリに保存されています。

ユーザの利便性を考慮して、/www は、/usr/local/apache ディレクトリへのシンボリック リンク (ショートカット) になっています。このディレクトリ参照は互換性がありますので、どちらの設定をお使いになっても問題はありません。

以下、/www (/usr/local/apache) 内に設定されているWeb用の各ディレクトリについてのご説明です。
ディレクトリ名 説明
bin Apache の各種ユーティリティ (機械可読形式のバイナリ ファイル) が格納されているディレクトリ
conf Web サーバの設定ファイル (httpd.conf と mime.types) が格納されているディレクトリ (これらのファイルで、Web サーバの設定と制御を行う)
icons ブラウザにディレクトリのリストを示すときに使われるアイコン画像が格納されているディレクトリ。いくつかのデフォルト アイコンもこのディレクトリに格納されています。
libexec Apache のライブラリ ファイルとモジュールが格納されているディレクトリ
man Apache のマニュアルのページが格納されているディレクトリ
cgi-bin CGI スクリプトのデフォルト ディレクトリ
htdocs すべての HTML ドキュメントやユーザが発行するその他の Web コンテンツが保存されるディレクトリ
include Apache の include (ヘッダ) ファイルが格納されているディレクトリ
logs バーチャル Web サービスによって記録されるログが格納されるディレクトリ。ログには、要求されたドキュメントとその要求者が詳細に記録されます。ログは logs サブディレクトリに保存されます。
modules
(libexec への symlink)
apache Web サーバに動的に組み込むことができるモジュールが格納されたディレクトリ