【04: パスワードの変更】

ルートと一般ユーザのパスワードを変更します
passwd コマンドを使用します
 
■ルートユーザのパスワードを変更する
ルートユーザのパスワードを変更する事ができるのは、ルートユーザのみです。
Telnet接続で、ルートユーザに変更後、以下のコマンドを実行します。

% passwd root <Enter>
Changing local password for root.
New password: 変更後の新しいパスワードを入力 <Enter>
Retype new password: 確認のため新パスワードを再入力 <Enter>
passwd: updating the database...
passwd: done ←パスワードの変更完了メッセージ
実際に入力したパスワードは 画面上で表示される事はありませんがサーバ側では認識しています。
また、ルートユーザのパスワードは 6文字以上 である必要があります。

入力したパスワードが6文字以下の場合以下のようなメッセージが表示され変更することはできません

% passwd root <Enter>
Changing local password for root.
New password: 4文字を入力 <Enter>
Please enter a password at least 6 characters in length.
↑6文字以上のパスワードを入力してください、というメッセージ。
New password:

■管理ユーザや一般ユーザのパスワードを変更する
管理ユーザのパスワード変更は、管理ユーザ自身とルートユーザが可能です。
一般ユーザのパスワード変更が可能なのは、一般ユーザ自身(シェル権限が与えられている場合のみ)とルートユーザになります。

例として、ユーザ「test」のパスワードを変更する場合について、ご案内致します。
シェル権限が与えられている一般ユーザ自身で変更 シェル権限が与えられている一般ユーザは、Telnet接続が可能です。

一般ユーザIDとパスワードでTelnet接続を行い、以下のような手順でパスワードを変更します。

test ~> passwd <Enter>
Changing local password for test.
Old password: 今まで使っていたパスワードを入力 <Enter>
New password: 変更する新しいパスワードを入力 <Enter>
Retype new password: 確認のため新しいパスワードを再入力 <Enter>
passwd: updating the database...
passwd: done ←パスワードの変更完了メッセージ
ルート権限で、一般ユーザのパスワードを変更する Telnet接続でルート権限に変更後、以下のようにコマンドを実行してください。

% passwd test <Enter>
Changing local password for test.
New password: 新しいパスワードを入力 <Enter>
Retype new password: 確認のため新しいパスワードを再入力 <Enter>
passwd: updating the database...
passwd: done ←パスワードの変更完了メッセージ

ルート権限でパスワードの変更を行う際には、現在設定されているパスワードを入力する必要はありません。