【01: ルートユーザと管理者ユーザ】

UNIXではサーバの中に4種類に異なるユーザが存在します
・ルートユーザ
・管理者ユーザ
・一般ユーザ
・システムユーザ
以上の4種類のユーザです。
サーバ設定時のお知らせにはパスワードがその内の2種類の情報が書かれています
Root Password: ********  (ルートユーザ用パスワード)
Administrative Login: ********  (管理者ユーザ用 ID)
Administrative Password: ********  (管理者ユーザ用パスワード)

SVシリーズを運営するうえで、一番重要なのはルートユーザでの動作になります。
ルートユーザと管理者ユーザは、その意味の違いがわかりにくいですが、サーバ内では全く異なる役割を果たします。

以下、4種類のユーザの特権について簡単に説明いたします。
ルートユーザ
(root)
ユーザ追加、ユーザ情報の編集
メール転送設定
サブホスト追加
アプリケーションインストール
Webサーバの再起動(restart_apache)
vinstallコマンド
管理者ユーザ
(Administrative)
サーバ外部からのPOP,FTP,Telnet接続
ルートユーザから権限を与えられたコマンド
一般ユーザ
ルートユーザがvadduserコマンドで追加したユーザであり、
メールやFTPを利用する一般的なサーバ利用ユーザです
システムユーザ
サーバ内の各プログラムを実行しているユーザです
通常サーバ運用上で使用することはありません

ルート ユーザ は管理者特権を利用して、SVシリーズ に属するすべてのリソース (ファイル、ユーザ、プロセスなど) を管理できます。
ルートユーザ のパスワードでは、 FTP接続やTelnetアクセスはできません。

ルートユーザ としてTelnetでサーバ管理を行うには、最初に 管理者ユーザID(Administrative Login) と パスワード(Administrative Password) を利用してTelnet接続し、 suコマンド を用いてルートユーザに変更する必要があります。

→suコマンドについては 03: su コマンド をご覧ください。


ルートユーザ が利用する主なコマンドは、以下のような種類になります。
vadduser  ユーザ追加
pw  パスワード変更
rmuser  ユーザ削除
vinstall  SVサーバアプリケーションインストール
vlistuser  ユーザ一覧表示
vedituser  ユーザ情報編集
記以外でも、利用可能なルートユーザのコマンドは、「 03: su コマンド 」をご参照下さい。


管理者ユーザ は、主にTelnet接続とFTP接続を行う際に利用します。